ミュンヘンと言えばビール。今回は、ミュンヘン近郊で有名なアンデックス修道院(Kloster Andechs)を目指して、週末の日帰り旅行に出かけた。丘の上に建つ修道院で味わうビールは格別。公共交通機関でもアクセス可能で、ミュンヘンから約1時間で行けるおすすめスポットだ。
ミュンヘンのビールに関する記事はこちらから。
ミュンヘンからの行き方
私たちは車で向かったが、公共交通機関でもアクセスできるのが便利だ。
電車での行き方:
- ミュンヘン中央駅からS8でHerrsching(終点)まで約50分
- そこからバスで約10分
または徒歩約1時間(ゆるやかなハイキングコース)
晴れた日は徒歩で丘を登るのも気持ちが良さそう。
周辺にはAmmersee(アマー湖)などが広がり、のどかな田園風景が楽しめる。ミュンヘン中央駅からS8で終点Herrschingまで行けば、まずは湖畔の散策が楽しめる。天気の良い日は、湖沿いを歩くだけでも気持ちがよく、リゾートのような雰囲気。
そこから徒歩でアンデックスへ向かうルートは、軽いハイキング気分も味わえる。修道院でランチとビールを楽しんだ後、バスで湖へ戻るのがおすすめだ。


湖と修道院を組み合わせれば、ミュンヘンからの日帰り旅行がぐっと充実する。
驚いたのは、観光客の多さ。小さな修道院しかないこの場所に広大な駐車場が設置されており、お天気が良いこともあって、駐車場は車でひしめいている。
アンデックス修道院とビールの歴史
実はドイツでは昔、ビール造りはパンを焼くのと同じくらい「当たり前の家事」だったとのこと。特に南ドイツの農村では、自分たちで飲む分を家で造ったり、村の共同醸造所で、みんなで造ったりしていたようだ。
修道院もいわば「大きな家族」のようなもの。1455年にアンデックス修道院ができた当時、移り住んできた7人の修道士たちが持ち込んだ「秘伝の知識」が、今の美味しいアンデックスビールの原点なっている。
伝統だけではない、環境への取り組み
単に伝統を守るだけでなく、2003年以降だけで約3,000万ユーロ(!)もの資金を投じて、設備を最新にアップデートしているらしい。また、2000年からは厳しい環境管理システム(EMAS)を取り入れて、環境への負荷を減らしながら、働く人にとっても良い環境を作っているのだとか。
また、貧困層やホームレスのための心のケアといった社会福祉分野での活動も行なっている。


修道院の見どころ
さて、アンデックス修道院の敷地内を散策してみよう。地図を見ると、礼拝所、ビール醸造所、ビアガーデン、薬局、精肉所、薬草園などがある。まずは礼拝所に向かう。


内部の装飾がきれいで、静寂に包まれている。ちなみにここには、ドイツの作曲家カール・オルフ(Carl Orff)が埋葬された地でもある。日本ではCarmina Branaが有名。生前に最後の静寂を求めて礼拝所を訪れていたカール・オルフ。確かに静かで心が落ち着くし、丘の上から眺める景色も最高だ。




薬局はツアーがないと入れなかったのでパスし、敷地内を散策した後、ビアガーデンへ。今回はKlostergasthof Andechsに向かった。敷地内にはもう一つ別のビアガーデンが併設されている。
Klostergasthof Andechsでランチ
今回はKlostergasthof Andechsに向かった。敷地内にはもう一つ別のビアガーデンが併設されている。
典型的なドイツ料理と少しモダンな料理のフュージョンといった感じだ。夫は醸造長のサラダ(Braumeistersalat)、私はニョッキを注文。夫のサラダには、敷地内で作られたスモークハムやチーズがトッピングとして乗っかっている。普段はハムやチーズはほとんど食べない私だが、一口味見させてもらったら、とても美味しかった。真空パックされて販売されているのでお土産にも最適だ。


そして、今回忘れてはならないのがビール。車で来ていたのと、アルコールがあまり飲めないので、アルコールフリーのピルスナーと白ビールを注文。すっきりしていて飲みやすく、特にピルスナーは軽めの味で良い。


夏の暑い時期にテラスに座って飲むと美味しいだろうな・・・と思いながらいただいた。
ちなみに、レストランの屋内も内装が素敵な感じだったので、冬でも楽しめそうだ。


まとめ:ミュンヘンから気軽に行ける、特別な一杯
ミュンヘン市内のビアホールも楽しいが、丘の上の修道院で味わうビールはまた別格。
伝統、自然、そして持続可能な取り組み。
アンデックス修道院は、ただの観光地ではなく、ドイツ文化を体感できる場所だ。
ミュンヘンからの日帰り旅行に、ぜひおすすめだ。


