ドイツの硬水でも安心!おすすめオーガニックシャンプー|日本人の髪に合う「ロゴナ」レビュー  

日々の生活

ドイツに住んで、まず驚くのが水の違い。日本では柔らかい水が当たり前ですが、ドイツの多くの地域で供給されるのは「硬水」。この硬水が、日本人の髪や肌に大きな影響を与える。

「髪がゴワゴワしてまとまらない」「カラーしていないのに髪が赤っぽく変色する」「肌荒れやニキビが悪化する」――そんなトラブルに悩む人も少なくない。

この記事では、ドイツでの硬水による髪・肌への影響と、実際に使って効果を感じたオーガニックシャンプー『ロゴナ』をご紹介。ドイツで快適に過ごしたい方はぜひ参考にしてみていただきたい。

ドイツ在住日本人の大敵、硬水

ドイツに住む日本人にとって悩みの種の一つが「硬水」。ドイツのほとんどの地域で供給される水は硬水で、カルシウムやマグネシウムを多く含む。それらが髪や肌の表面に付着し、影響を与えることがある。ミュンヘンやベルリンはドイツの中でも硬度の高さが高いとされている。マップによれば、ドレスデンやブレーメンなどは比較的硬度が低いとされている

硬水による主な影響は、

  • 髪の毛がゴワゴワ・パサパサになる
  • 髪色が変化(茶色・赤色)することがある
  • 肌荒れ・ニキビの悪化
  • 脱毛

筆者自身は肌への影響は少なかったものの、人によっては顔が赤くなったり、ニキビが止まらなくなるケースもあるので要注意。髪の毛については、細めで明るめの髪質であるので、絡まりやすかったり、カラーリングをしていないのに変色してしまうことが多かった。これまで色々なシャンプーを試してみたが、どれも洗い上がりの質感が今一つ。

特にこちらのシャンプーは香りがキツイものも多い。また、オーガニック系のシャンプーは、逆に髪が軋んだり、手触りが悪くなったりするものが多いので、悩ましく思っていた。

ナマケモノ
ナマケモノ

夫に、髪の毛がリスの尻尾みたい、と言われるほど、私の髪の毛は赤茶色に・・・

硬水対策におすすめのオーガニックシャンプー「ロゴナ」

すっかりシャンプー難民になっていた際に、口コミを見ているとオーガニックコスメを扱うブランド「ロゴナ」のシャンプーが良いという情報をいくつか見かけたので、購入してみることにした。

通常のドラッグストアであるdmやRossmannでは販売されていないが、Alnaturaやオーガニック系のスーパーに行けば購入することができる。

今回購入したのは、蜂蜜とビールのシャンプー。大きなボトルで8€(1300円くらい)ほどなので、手頃な値段だ。ちなみに、ドイツに来て驚いたことの一つはシャンプーの値段の低さ。dmのプライベートブランドにいたっては、1€程度で購入できるものすらある。

さて、ロゴナのシャンプーに話を戻そう。

このシャンプーは、着色料、香料、防腐剤、界面活性剤といった添加剤不使用、シリコン不使用の自然派シャンプー。全ての製品には、ロゴナ農園のイラクサエキスが配合されており、髪に必要な成分のみが利用されている。頭皮にも髪の毛にも安心して使える製品だ。乾燥した髪、艶のない髪などタイプに合わせた幅広いラインナップが用意されている。毛根から髪の毛が弱っていると感じる人は、頭皮用の化粧水もおすすめだ。

蜂蜜とビールのロゴナシャンプー

香りはハーブのようなスッキリした香りで、地肌に優しい感じ。洗い上がりの軋みもなく、髪の毛に自然な艶が戻ってきたような気がする。シャンプーが髪質に馴染むまで、1週間ほどかかったが、その後は髪の毛が絡まることもなくなった。

ロゴナのウェブサイトにも、最初は数週間、髪の毛が軋むことがあるが、その期間を我慢すれば、これまでのシャンプーによるシリコンが洗い流され、髪本来の艶が出てくるとの記載があった。最初の数回の洗い上がりで判断してしまわないことが大切だ。

乾燥が気になる人は、コンディショナーや洗い流さないトリートメントをつけても良い。髪が乾燥していたり、毛根から弱っていると感じる場合は、頭皮用の化粧水と併用するとより効果的だ。

ロゴナのブランド情報

ロゴナは45年以上の歴史を誇るブランドで、ドイツ・ザルツヘメンドルフというドイツ中部の田舎街にある会社である。グーグルマップで検索してみると、本当にど真ん中、かつド田舎である。

生産拠点はCO2ニュートラル、リサイクル素材やリサイクル可能なパッケージを積極的に採用している。自然の素材をふんだんに使ったオーガニックコスメブランドで、いかにもドイツ人が好みのブランドだ。

ウェブサイトでは、自分の髪質を診断し、どの商品が合うかオススメしてくれるページもある。

おまけ ドイツでの硬水対策

硬水の影響を抑えるために、カルキ抜きのフィルターがついたシャワーヘッドを購入するのもおすすめだ。髪や肌への硬水の影響をさらに抑えるためには、以下の対策も有効だ。

  1. カルキ抜きシャワーヘッドの使用
    • 「duschkopf entkalkungsfunktion」でAmazon検索
    • 1ヶ月に1回のフィルター交換が推奨
  2. 髪を毎日洗わない習慣
    • ドイツでは週に数回の入浴が一般的(洗髪は二日に一回など、間隔をあけると良いとされている。)
  3. 洗濯の頻度を減らす
    • 硬水で衣類やタオルが傷むのを防ぐ

硬水の影響は毎日大量に浴びることで強まるため、適切な対策が重要となる。赤ちゃんの沐浴も週1回程度という話もあり、日本との違いを感じる。日本のように、手触りの優しい水が豊富にある国では、想像できない習慣だ。

ところ変われば習慣も変わるもの。日本との水環境の違いがストレスにならないよう、自分に合ったケアを見つけて快適にドイツ生活を楽しんでいきたいですね。